一般社団法人茶道裏千家淡交会
茨城支部

茶道の魅力を伝えることを目的に、茨城県内の中学・高校・大学の茶道部の生徒さんを対象として、学校茶道連絡協議会の先生方と合同で開催しました。私たち青年部は、作り物体験（古帛紗づくり）と薄茶席を担当しました。お客様としてお菓子・抹茶のいただき方を体験いただき、水屋ではお菓子を菓子器に並べたり、抹茶を点てたり、茶碗を清める体験をしていただきました。学茶先生方の濃茶席では、寄付・蹲・席入りの仕方や、濃茶をいただく体験をしていただき、学生からは「はじめての濃茶は思っていたより飲みやすく美味しかった」「茶筅振りのコツを教えてもらい、部活でも練習したい」などの感想がありました。
私たち青年部にとっても、茶道を始めたころの気持ちを思い出したり、茶道の魅力や奥深さを改めて感じることのできる機会となりました。今後も伝統あるこの行事を継続し、若い世代につないでいきたいと思いました。

７月６日、栃木県青年部との交流行事として結城市にある「結城紬ミュージアム　つむぎの館」にて織物体験をしてきました。茨城県の西に位置する結城に初めて訪れた青年部員も多く、栃木県青年部の皆さんと、歴史ある地元の伝統文化に触れる貴重な機会となりました。
機織り体験では、コースターを作成し、思い思いの織り糸を選びながら初めての機織りを楽しむことができました。
結城名物の「ゆで饅頭」をお菓子としてご用意した呈茶も、ゆっくり交流を深める時間となりました。

昨年度と今年度にかけて、新しい会員さんが仲間入りしました。そこで、歓迎の気持ちを込めて６月１日に「ウェルカム会」を開催しました！今回は、気軽にお茶を楽しむ気持ちで、新入会員さんと青年部員が打ち解けあうことを目的に行いました。

参加者の皆さんにはお茶碗を持参いただきました。お点前さんはその中のひとつを選びます。選ばれたお茶碗の持ち主が自己紹介をするという「お点前リレー」をしました。お茶を始めたきっかけや、お茶の魅力をお互い話してみると、人となりがわかる気がします。

また、青年部員のアイディアで、お子様連れもOKとし、お子さんがお茶を楽しめるよう「お茶体験」を同時に開催し、大人も子供も楽しいひと時を過ごすことができました。

ライフイベントで変化が激しい世代でありますが、自分が参加できるタイミングで青年部活動、またお茶に心を向けることができるような行事を企画していきたいと思います。

5月15日から5月20日の日程で、水戸京成百貨店で茨城工芸美術展が開催されました。会場の呈茶席を茨城青年部が担当させていただきました。
茨城工芸会は創立95周年を迎え、青年部OBの先輩である辻徹さんが会長です。今回は、茨城県で活躍される作家さんの作品を使ってお呈茶させていただきました。
会場ではたくさんの作家さんもいらっしゃり、作家さんご本人より作品を作られた時の思いやアイディア等を直接聞くことができて大変貴重な機会でした。
ご来場のお客さまからは「作品を見ることはあっても、手に触れて実際お茶をいただくとができるのはめったにないこと。とてもよかった。」といったお声を頂戴しました。
3日間ではありましたが、地元茨城で活躍される作家さんや作品の数々に触れることができました。この経験を活かして、更なる地域貢献ができるように取り組んでいきたいと思います。