「茶道裏千家淡交会」とは、十四代家元淡々斎宗匠の斎号に因み命名されたもので、荘子の「君子之交淡若水」 (君子の交わりは、淡きこと水の若し)に典拠するものです。
淡々としてあたかも水が流れるようになにごとにも執着せず、 どんなときにも感情に流されない平常心の交わりを意味し、茶禅一味の精神を根本とします。
「茨城支部」も宗家と総本部の指導のもと、地域での研修、親睦並びに様々な文化活動を図るため地域社会におけるあらゆる活動に取り組んでいます。
一般社団法人)茶道裏千家淡交会茨城支部 幹事長
藤崎 宗公
皆様には日頃より茨城支部の為にご協力いただき感謝いたしております。
現在、私たちの環境は目まぐるしく変化し、茨城支部も少子高齢化、地域の人口減少と地域経済の縮小が問題になっております。
人との繋がりが希薄になる中で、日本の代表的な精神文化の一つである茶道の歴史と伝統を守り、一盌の持つ奥深さ、幅広さを通じて、皆様と共に一人でも多くの人に仕え、「茶の湯」の普及をしていくことが、茶道の発展、地域の発展に通じると信じております。
淡交会茨城支部並びに青年部、学校茶道連絡協議会と共に、茶道文化の継承、発展のための人材育成、茶会、講演会、研究会等に取り組んでいくことは、今後の私たちの変化の中での進む道となるであろうと思います。
誰もが楽しむことのできる「茶の湯」の世界を広めて「一盌からピースフルネスを」「一盌で感謝、合掌、仕え合い」を合言葉に活動に勤めておるところであります。
これからもいっそう茶道裏千家淡交会の精神をベースに、地域社会に貢献してまいりたいと考えております。
一般社団法人)茶道裏千家淡交会茨城支部 支部長
永井 靖彦