「茶道裏千家淡交会青年部」は、裏千家第15代鵬雲斎大宗匠が、戦後の荒廃した日本のすがたに心を痛められ、これからの日本の復興には、若い人たちが本気でこの国の行く末を思い、持てる力を発揮することが必要と考えられたことに始まります。
昭和25年、お茶の先生の集まりである淡交会の中に最初の「青年会」が設置され、すでに60有余年の歩みを続けています。
「茨城青年部」は茶道を愛好する、50歳までの青年で構成されています。
【茶会委員会の活動】
初茶会や青年部茶会など、茶会の企画から当日の運営までを行う委員会です。
【地域交流委員会の活動】
学校茶道連絡協議会と合同で学生を対象にした「若き茶人たちの集い」を企画運営していきます。また、地域の中で淡交会青年部の活動をよりよく進めていく委員会でもあります。
【つくば委員会の活動】
県南・県西を中心に茶会による裏千家茶道の普及を行っています。また、和菓子作り、懐石料理体験、組み紐作りなどの茶道の知識を豊富にする楽しい行事も実施しています。
青年部では、会員個々の素養を高める「修練」や地域社会への「奉仕」、会員間の「友情」を三つの柱(三信条)として活動をしております。
茨城青年部は先生方のご指導のもと、茶道を通して、会員同士の交流を深めながら研鑽に努めております。コロナ禍で実際に集まっての活動が難しく、オンラインのみで活動していた時期もありましたが、現在は集まっての活動を徐々に再開し、私達が今出来ることを模索し進めております。このような状況も含めて活動をより多くの方々に知っていただきたく、このウェブサイトでこれまで以上に発信出来ればと思います。
そして、当青年部では随時会員を募集しております。私たちと茶の心を共有し、楽しい活動をしていきませんか?茶道を通し住む地域も世代も同じ人たちが集まることはまさに”奇跡”だと思います。新しい仲間に出会えますこと、会員一同楽しみにしております。
茨城青年部部長 今野 弘子
当たり前だったことがそうでは無くなった令和時代。茶の湯の世界でも、大なり小なり転換期を迎えておりますね。
このような今だからこそ、青年部世代の皆様ならではの新しい目線と若き力が必要です。
古き良きを尊びつつ、新しい挑戦を楽しむ…歴代の御宗家方はじめ諸先輩方が、繰り返しそうして繋いできて下さった裏千家の茶の湯の道を、共に歩んで参りましょう。どうぞ宜しくお願いします。
青年部相談役兼監事 磯﨑 宗孝